熟成した泡盛の豊潤さ、そして野生の勢いを瓶とラベルに凝縮しました。酒は風土に醸されるものです。石垣島は台風の交差点のような場所。島の名の由来の石垣も、暴風雨から暮らしを守る島人の知恵の産物です。「台風」と命名された泡盛は、30年の古酒を、その年に到来した台風の風雨に甕ごと晒して熟成の仕上げとし、その雨水を浄化して、仕上げの割り水として用いています。まさに八重山の自然の禊ぎを経た泡盛なのです。「顔」は10年古酒と10年樽貯蔵のブレンド、「ゆく」は8年古酒を100%用いた、八重泉酒造の面構えであり、作り手の心意気を表明する酒です。